こんにちは。公認会計士の阿部です。

　開業してから2年が経過しました。弊社はオープンな事務所でありたいため過去案件実績や現在の顧問先数を開示しています。今後弊社に依頼したいと考えているお客様の判断材料となるような情報を提供させて頂きます。下記、具体的な内容をこのブログで記録しておきたいと思います。

 

〇法人顧問先　前期19件→現在40件（＋21件）

　今年の4月～7月にかけて多くの受注をいただきました。

　多くのお客様が申告書をみて何か提案はあるか？ということからお会いさせていただき、実際多くの提案ができることがわかったので契約という流れになります。税務だけでなく経理方法の改善や資金繰りなどの要望も多くあり対応しています。顧客ニーズは下記です。

・相続税や自社株の評価・提案もほしい

・効率的に試算表を作成したい→手書き伝票作成しないようにするなど

・貸借対照表に「現金」が過大に表示されている→他のBS科目精査と現金出納帳の作成

・なぜお金がないかを分析してほしい→売掛と買掛のｻｲﾄの把握とPLに出てこない支払分析

 

　株価、キャッシュフロー、B/Sを把握できていない顧問先が多くいることがわかりました。

 

〇個人顧問先　前期10件→現在22件（＋12件）

　市街地価格指数を使った譲渡の申告依頼が多いと思います。あとは不動産賃貸業やWEB系の副業されているサラリーマンです。時代の流れとして副業で稼がれている方が増えてきているなという印象です。個人顧問先から法人化により法人顧問になった先が5件あります。今後も個人顧問契約→法人化（法人顧問契約）は増えるでしょう。

 

〇相続関係　2件（累積7件）　※顧問先への提案は除くスポット契約のみ

　相続税の申告

　今期の目標が相続税申告受注でしたが取れていないですね涙

　一方、相続試算や生前対策は顧問先等含め累計10件以上行っているため、今後件数は増えてくるでしょう。ただ心情としては顧問先のため相続になってほしくないと願うばかりです。経営すると顧客に愛情がより強く沸くので悲しい仕事であると感じています。

 

〇事業承継　2件（実行中4件、累積8件）　※顧問先への提案は除くスポット契約のみ

　あれ？少ないと感じるかもしれませんが、前期契約の事業承継の「実行」が今期にずれ込み、新規獲得は少なくなってます。また前期から2年にわたり引き続き関与している先も2件あります。ありがたいことです。新規事業承継は契約後の実行を長めに（フォローを厚く）しているのでそれほど受注はできない業務と考えています。

　今まで、合併、株式移転、株式交換を実行しています。分割はまだですが問題なくできますのでご依頼いただければと思います。不動産賃貸業の法人化の相談も多いです。

 

〇その他　1件（累積5件）

　今期獲得の1件は、法人税申告書のチェックや子会社の会計監査など多義にわたるセカンドオピニオンです。

 

以上、来期中に法人顧問で70件、個人顧問で30件の合計100件を目指しています。法人顧問先は会社清算により1件減りましたがそれ以外の解約はゼロです。事業承継等は顧問契約の中で提案しているのでスポット獲得に注力しなくてもよいのかなと思っています。有資格者中心に人員も数名増やしたいです。来期は大きな変化と弊社の体制が確定する1年になると考えています。ご期待頂ければと思います。