こんにちは。公認会計士の阿部です。

　コロナの影響が企業経営に重大な影響を与えています。資金が尽きそうな企業が増えています。融資や助成金で対応できる中小企業はよいですが、複数店舗展開しているような企業は厳しいのが現状です。

　私はよくブログで言っているのですが、人件費と家賃これを増加させるのは本当に危険です。特に注意は「家賃」です。自宅にいながらネットで何でもできる時代に家賃は「もっとも無駄な経費」と言えます。一等地に出さないといけない（儲けられない）ビジネスは「ない」とも言い切れます。いい場所（六本木、新宿、表参道、渋谷、赤坂など）に会社があると信用がつく、従業員採用に有利、お客様がアクセスしやすい、ただこのために高額家賃を払うには費用対効果が悪すぎます。

　正直、会社住所＝家賃は経営者の見栄です。従業員もお客様も誰も喜んでいないです。

　東京でいえば場所を少し変えるだけで劇的に家賃が下がります。

例えば中目黒は芸能事務所やカフェ等があります。横浜の日吉駅（中目黒から電車で21分）で十分です。都内がよければ調布や大田区の雪谷、武蔵小山でよいでしょう。家賃は半分以下（うまくいけば１／３）になります。オフィスワーク系のビジネスであれば多少距離が離れてもまったく問題ないです。カフェなどは客単価が安いため、もはや一等地に出店して儲けられるビジネスではないです。

　家賃比率：家賃÷売上×100＝を10％以下にはしたいです。

できれば5％。5％だと利益が出しやすいですし、コロナ等の災害時にも耐えられる企業を作れます。ちなみに弊社の家賃は月20万円、年約240万円です。2020年売上見込は年4000万円以上なので家賃÷売上×100は6％以下です。テレワーク従業員もいるので事務所内にいる従業員は2名程度でまだまだ広々使えています。おそらく売上1億円までいっても家賃は月20万円でしょう。目指すは1％です。