法人・医療法人・相続・事業承継・M&Aの提案型総合専門事務所
税理士法人TAコンサルティング
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こんにちは。公認会計士の阿部です。
ある程度(従業員30名以上)の税理士事務所のホームページやブログを見ていると、従業員の教育をしっかりしている、定期的な勉強会を開いて知識の共有、という言葉をよくみかけます。
教育・知識共有のテーマは想像するに、相続や、事業承継、確定申告、税賠事例、他の職員の提案事例、成功事例、失敗事例、、、、さまざまあると思います。私も以前勤めていた税理士事務所2社で上記のテーマで勉強会たるものをやっていた記憶があります。
私の個人的見解ですが、このような教育の効果は著しく低いです。理由は以下です。
①そもそもの基礎知識のレベルがバラバラ
②その知識を習得しようという意欲は従業員全員が必ずしも持っていない
③聞いたところですぐ忘れてしまう
結果、①税理士試験合格同等の知識と実務経験があり、②③実務でお客様に提案を多くしていて、お客様からも難題を依頼されそれを解決しようと不断の努力を行っている者についてのみ有用な勉強会になってしまっているということです。
近年はIT化により何でも標準化できるので、税理士業務もできるのでは?、、、と理想を抱くかもしれませんが税務の提案力、コンサル力はそう簡単にはいきません。申告書作成などはITに任せればよいですが、提案力はやはり職人技と個人的には思ってます。
ではどうすればいいの?自発的な学習のみ有用です。自己資金で他の税理士や会計士のセミナーに参加し、定期的に書籍を購読し、税務雑誌を毎週読み込み、その内容を使ったスキームをお客様に提案し実行する。その際のリスクや問題点を自ら判断する。プロとしての責任感や思考力が必要です。
弊社もいつの日かの事業承継のため「教育方法」について今後考え(開発し)ていかなければならないと思っています。