こんにちは。公認会計士の阿部です。

　先日、とあるセミナーで納税猶予制度の改正に関わった中小企業庁の方とお話する機会がありました。改正後の納税猶予の詳細は5月に中小企業庁のホームページでQ&Aをアップするようです。

　今回、相続と贈与、贈与者が単数、複数、同族、同族外などパターンが複数あるため、全ての質問に回答できる状況にないようですね。今後ホームページのQ＆Aをアップデートして対応するそうです。

　我々専門家も顧問先から細かいケースの質問をされた場合、Q&Aをみて慎重に回答すべきです。

　その他、私自身もいまなお今回の改正について研究している最中です。現在のところできるアドバイスは下記となります。

・株価が上がる見込みがある優良企業であれば、安易な適用は避けるべきでしょう。

・後継者が「全く」決まっていない段階で納税猶予を急いでやるべきではありません。

　逆に後継者が「ある程度」決まっている場合は計画だけ先に提出してもよいと思います。

・資産管理会社に該当してしまうと適用できないため、持株会社方式の提案のセンスが重要になるでしょう。

　上記アドバイスの詳細にご興味あればお問い合わせください。