こんにちは。公認会計士の阿部です。

　先日、テレビ東京のカンブリア宮殿でハングリータイガーの特集が組まれていて感銘を受けました。

　ハングリータイガーは神奈川にしかないハンバーグ屋でリピーター率8割の外食店です。私も何度か行ったことがあります。

　ハングリータイガーの経営ですごいなと思ったのが、

①顧客満足の徹底

②少し高めの価格設定（客単価平均2200円）

③従業員の福利厚生

　上記①②③はどの業界でも必須となると思っています。税理士業界も同様と思っています。ただ、簡単なようで簡単ではないのです。

　①顧客満足の徹底はどこもやっているように感じるのですが、「徹底」されていません。ハングリータイガーは、テーブル全体を見渡せる者が常に監視し、料理を出す順番をお客様に合わせたり、食べ放題のソースのお代わりが必要なテーブルがあれば、ホールに指示を出すそうです。新店舗出す前に3か月間研修するそうでその間も給与は支給するので多額のコストを従業員にかけています。②その分価格は高めに設定せざるを得ないでしょう。③価格を高めに設定しても客が入れば③従業員に相応の給与を支払うことができます。

　返事をしないコンビニ店員や道が分からないタクシーがある中、差別化になります。また、福利厚生は人材不足の中、求人の差別化になるので、各業界インパクトある福利厚生を導入しています（有給取得したら現金支給など）。これは求人広告の側面もありますね。ここで働きたいと思うのは、自分が得ることができるか不明な高額年収よりも、だれでも得ることができる福利厚生費の方が求人広告の効果はあるでしょう。

　ただし忘れてはならないのが、良い商品があることが前提です。ハングリータイガーであればおいしいハンバーグです。

　弊社でいえば事業承継サービスと相続税サービス、セカンドオピニオンサービスでしょうか。今後も他事務所にはない高品質なサービスラインを作っていきたいと思います。