こんにちは。公認会計士の阿部です。

　「経営に運は必要だ」に関連あるブログです。春になると就職活動時期なのか、子供が就活をしているのですが、、という話題でどの業界がお勧めか、第1希望に入れなかったなど相談を受けます。公認会計士なので多くの社長に会い、業界に精通しているという評価からなのかこの手の質問はうれしく思います。

　結論から言うと、どの会社に就職してもあまり人生に影響はないということです（私見）。採用された企業・与えられたポジションを頑張ってこなして初めて、本当に自分のやりたいこと、自分の強み、向いている仕事がわかると思います。それから方向転換すればよい話です。初めての会社で天職と思えるなんてめったにありません。

　また、会計士的な視点で言えば、採用される会社で生涯賃金が変わるということはありません。なぜなら、平均給与が高い人気会社はライバルも多くポストも少ないです。従業員100人の中小企業で役員に上がれる可能性と比較してください。後者の方が確率も高いですし、生涯賃金も高いはずです。つまり、結局採用される企業の知名度や給与水準でなく、どの会社に勤務しても本人の努力次第になります。

　我々の税理士業界はもっと夢のある、学生に憧れられる業界にしていきたい。これが私の目標です。